2020.10.28ブログ
第4回牛乳は人間の飲み物ではない?
「牛乳は仔牛の飲み物で人間の飲むものではない」と言う方へ。
牛乳反対派へ告ぐ!
「牛乳は仔牛の飲むもので人間の飲むのもではない」ということについて話していきます。
牛乳は、昔から賛否両論になるもので、議論の的になりやすいものですよね。
牛乳反対派の意見として、「人間が飲むものは母乳であり、牛乳ではない。しかも、乳は子どものものであって、子離れした大人が飲むものではない。」確かにこの意見はごもっともかもしれません。
ところが、あらゆる食品は、人間の為に存在していないとしたら・・・?
例えば、穀物・ナッツ・豆など、種子の部分であって植物が一番食べられたくないところです。
なぜなら次の子孫を残していくのに必要だからです。
他にも卵や野菜も本当は、食べられたくないと思っているはずですよね(笑)
ところが人間は、単に利用してきただけです。
では、ハチミツは蜂の食べるもので、人間が食べるものではないのでは?
人間は、ハチミツを嗜好品として食べていますよね。
では更に、動物の糞を食べている糞中コガネムシにそれ食べ物ではないって言えるでしょうか?
コガネムシたちは、進化の流れでこれを食性として生きてきたわけです。
彼らにとったら、食糧が乏しい自然界で生き延びるための貴重な食糧源ですからね。
何度も言うように、あらゆる食品は人間のために存在していないわけです。
自然界は基本的に乏しいのに、私たちは感覚が麻痺し始めているんですね。
飽食時代で、お金さえあればどこでも食べ物が手に入る時代、特に日本は、四季があって資源が豊富です。
世界から見たら結構珍しい国でもあります。
人間は飢餓と戦ってきた歴史があって、その中で栄養源・エネルギー源になるものは何でも食料としてきました。
今の現代の道理を言っても通用しません。
本当にお腹を空かして何もない自然界に放り込まれたら、とりあえず何でもいいから食べるのではないでしょうか。
人間は飢餓から逃れるために、それらを利用してきたにすぎないわけです。
地球上では、あらゆる生命が、飢餓と栄養欠乏との戦いの日々を送っています。
そこに道理や正しさというのは基本的にないですよね。
そもそも地球の陸地の1/3は乾燥地帯です。
乾燥地帯で生きていくための方法が、家畜と遊牧だったんですね。
なぜ家畜か?草原は人間の食用にはならないからです。
しかし、草食は家畜の餌となりますよね。
そうすることで、草がタンパク質(家畜)に変換されます。
つまり、人間にとって貴重な水源やタンパク質・脂質に変換できる食品製造という考えなわけですね。
では、なんでミルクを利用したのでしょうか。
いつも肉を食べると、家畜の数が次第に減っていき、食料源が枯渇するためですよね。
家畜が育つまでには時間がかかりますから。
だからこそミルクのタンパク源を利用して、ハレの日に肉を食べるんですね。
そういった人類の食文化があったわけです。
地球の氷河期が終わり、温暖化して植物の環境が変わると、人類は農耕社会を築くもの、牧畜社会を築くもの、狩猟採生活を続けるもの、文化を築くもの、様々な方向が現れ、生き抜いていくために人為的な知恵によって、それぞれの気候や風土に合わせた食事が生まれました。
私たちでは考えられない食文化があったわけです
。
食性に理屈や正しさ、そして道理は通じない部分が多いですよね。
なぜなら、飢餓が一番の恐怖だからです。
ところが現代日本は、飽食時代へと突入しています。
飽食といっても不自然な食事のオンパレードです。
そもそも牛乳が叩かれる理由として、自然からかけ離れた工業的生産が挙げられます。
食の欧米化と歴史的背景があり、それはアレルギーの原因の1つとも言われています。
慢性疾患との相関関係。
多国籍企業や医療マフィア像ですね。
結論として、それぞれの気候や食性や文化・習慣があり、牛乳もその1つだということです。
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